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花王と不二製油が最上位 投資家組織、環境対策で企業評価

 世界主要企業の環境対策についての取り組みを評価した結果、日本の2社を含む10社が全ての分野で最も上位だったと、投資家でつくる非営利組織CDP(本部・英国)が発表した。2社は花王(東京)と植物性油脂などを扱う不二製油(大阪)。温室効果ガスの排出削減に加え、環境に配慮したパーム油の調達や水使用量の削減が評価された。

 結果は14日開かれたオンラインイベントで公表された。イベントには菅義偉首相がビデオメッセージを寄せ、「環境対策に関する金融情報を投資家向けに開示し、優れた企業に資金を呼び込み、さらなる対策を促進していく活動は、誠に時宜を得たものだ」と述べた。

 同組織は気候変動、森林、水資源への対応の3分野で約5800社を評価。このうち全ての分野で最も上のAランクを獲得したのは計10社で、日本の2社のほか、化粧品大手ロレアルやコンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)などが含まれる。いずれかの分野でAランクとなった日本企業は京セラ、セイコーエプソン、トヨタ自動車など66社で、国別では世界最多となった。

 CDPは、環境への取り組みを投資判断の基準にしようと考える投資家が設立し毎年、企業にアンケートを実施している。今回の結果について「Aランク企業の数は増加傾向にあるものの、7割はC~Dランクにとどまる」として、各社の取り組み強化を促した。

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