2021 成長への展望

SOMPOひまわり生命保険社長・大場康弘さん インシュアヘルス型商品で健康応援

 --新型コロナウイルス禍の対応は

 「5カ年の中期経営計画の最終年度が始まる2020年4月、社員に動画でメッセージを送った。それは『社員と家族の健康と安全を第一』『コロナには絶対に屈しない』『健康応援企業としてやり抜くことを再認識して追求する』の3つ。コロナが不安で思考を止めるのではなく、本来やるべきことを忘れずに一歩でも二歩でも前に進むと話した。業務の中止や縮小の議論もあったが、6月に『健康をサポートする医療保険 健康のお守り』を発売したのもその一つだ」

 --「健康応援企業」への切り替えが進んでいる

 「この商品は生活習慣病の重症化予防の取り組みを応援する医療保険で、従来の保険機能と健康を応援する機能を組み合わせた『インシュアヘルス』商品の第7弾。健康状態の維持・改善をサポートするサービスも提供しており、改めて健康の大切さを認識したコロナ時代にあった商品といえる。発売効果もあって全体の売り上げも7月以降は順調で、11月は前年同月比30%増加した。中計もいい形で締めくくることができそうだ。健康応援企業として次期中計の期間中に商品のほぼ100%をインシュアヘルス型に切り替える」

 --インシュアヘルス商品の評価は

 「18年4月に発売した第1弾『じぶんと家族のお守り』には健康改善を応援するプログラムがあり、喫煙やBMI値、血圧が所定期間内に改善し基準内に収まれば今後の保険料が低減するだけでなく、契約日にさかのぼって保険料差額相当額を受け取れる。これにチャレンジした加入者の約9割が成功しており、びっくりしている。成功者は数値が正常範囲内に収まっているので健康状態といってよく、まさに『保険が人を健康にする』。人口減少により保有契約が減る中で順調に加入者を増やしている」

 --働き方改革は進んだのか

 「昨年4月に『危機対策本部』を立ち上げ、感染が拡大しても在宅勤務が行えるようにパソコンを配布し、コミュニケーション不足を補うため社用携帯電話を持たせた。9月には『働き方改革推進本部』を新設した。社員の健康と安全が第一なのでリモート・非対面・非接触で仕事ができる環境を整備した。コロナに直面しなければここまでデジタル化は進まなかった。このオペレーション改革に加え、人事改革として生産性向上の阻害要因の排除に乗り出す。年功制や階層のフラット化などは21年度からの導入に向けて検討を進める。それに伴い風土改革にも着手し、フラットな仕事に慣れてもらう」

【プロフィル】大場康弘

 おおば・やすひろ 慶大商卒。1988年安田火災海上保険(現損害保険ジャパン)入社。2014年NKSJひまわり生命保険(現SOMPOひまわり生命保険)取締役などを経て18年から現職。鹿児島県出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus