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プラごみ「循環利用」へ新技術 深刻な環境影響を配慮、廃棄削減狙う

 大手飲料メーカーがペットボトルなどのプラスチックごみを資源として長く使えるようにする技術開発に乗り出した。日本は世界有数のプラごみ排出国の一つで、リサイクルも1度きりなど限定的な回数にとどまることが多い。繰り返し再生利用する循環型のリサイクルが可能になれば、プラスチック廃棄量の削減が見込める。

 PETボトルリサイクル推進協議会によると、使用済みのペットボトルが新しいボトルに生まれ変わる割合は2019年度に12.5%にとどまった。ボトル以外では食品包装用のトレーや衣類用の繊維などになり、1回だけのリサイクルで廃棄処分になることが多い。

 自動販売機に据え付けられるペットボトルの回収箱には、たばこや他のプラスチック製品などが混入していることが多い。汚れや異物が入ると、リサイクル素材としての質が劣化し、何度も再利用することが難しくなる。

 国連環境計画の調査では、ペットボトルを含む使い捨てプラスチック製品の1人当たりの廃棄量は、日本が米国に次いで2番目に多い。プラごみが砕けて海洋汚染を引き起こすなど環境への影響も国際的に深刻さを増す。

 循環型リサイクルを目指すサントリーホールディングスは「技術が確立すれば、より多くの使用済みプラスチックを効率的に再生利用することができる」としている。

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