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P&G、廃容器リサイクルでフェースシールド 五輪委に6万個寄贈

 P&Gジャパン(神戸市中央区)は28日、環境サステナビリティー(持続可能性)の取り組みに関する発表会をオンラインで開催、回収した自社製プラスチック廃容器を感染対策などに使われるフェースシールドにリサイクルし、そのうち6万個を東京五輪・パラリンピック組織委員会に寄贈するなどの活動を説明した。

 スタニスラブ・ベセラ社長は「暮らしにまつわる全ての自社製品を資源化できる仕組みを生み出し、ミッションを果たしていく」と述べた。国内では3月をめどに、「Gillette」ブランドのカミソリ本体と替え刃をリサイクルするプログラムを始めるほか、アルミ製などの耐久性の高い容器を活用してヘアケア商品の廃容器などを減らす循環型ショッピングの試験運用を東京で開始する。

 P&Gグループは環境サステナビリティーに関する世界共通ビジョン「Ambition2030」を策定し、製品ブランドやサプライチェーン、社会、社員の4分野で取り組みを進めている。日本では海岸で回収された約6トンのプラスチックごみを再生し、洗剤ボトルの原料として活用するといった実績を上げている。

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