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楽天携帯新料金、4月から自動適用 他社より1000円程度安く

 楽天は29日、携帯電話の月額料金について、4月からデータ使用量が20ギガバイト以下の場合、使用量に合わせて料金を引き下げる新たな方式を導入することを発表した。データ容量が無制限で2980円という現行プランは維持しつつ、使用量が20ギガ以下の場合は1980円に引き下げ、1~3ギガは980円、1ギガ以下は無料とする。

 プランは従来通り1つで、利用が少なかった月は自動的に値引きされる。既存ユーザーの変更手続きは不要。会見した三木谷浩史会長兼社長は「たくさん使う人にも、使わない人にもワンプランのサービスを提供する」と強調。大手が安価なプランを打ち出した20ギガで、他社よりも千円程度安くし差別化する。

 データをあまり使わない人向けには、ソフトバンクとKDDIがすでにサブブランドを使った千円台のプランを発表。NTTドコモも新プランの検討を表明しており、今後、低容量での価格競争が激化しそうだ。

 楽天は昨年4月に携帯事業に本格参入、大手の半額以下の料金で業界に衝撃を与えたが、昨年12月にNTTドコモが20ギガで2980円の新プランを発表すると、他社も対抗プランを打ち出し、楽天の価格面での優位性が失われていた。

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