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ファナック今期 予想を上方修正

 産業用ロボット大手のファナックは、2021年3月期連結決算の業績予想を上方修正した。中国で小型の工作機械の販売が好調なうえ、自動化・省力化目的の設備投資の増加に加え、第5世代(5G)移動通信システムや電気自動車(EV)関連の設備投資も見込めると判断した。

 修正後の売上高は前期比4.7%増の5323億円、営業利益は19.8%増の1058億円、最終利益は20.2%増の882億円。

 一方、20年4~12月期は、売上高が前年同期比2.9%減の3752億円。新型コロナウイルスの流行で在宅勤務が普及し、パソコンやタブレット端末の生産に使われる小型切削加工機が中国などで販売が好調だった。工作機械を扱う部門の売上高は前年同期比22.3%増の709億円。

 営業利益は4.9%減の652億円、最終利益は2.1%減の553億円だった。

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