米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は3日、半導体部品の不足を理由に、米国内外の4工場での生産を8日から減らすと発表した。半導体不足解消のめどは立っておらず、世界の自動車業界が揺れている。
減産対象となるのは米カンザス州、カナダ、メキシコ、韓国の工場。半導体の調達状況を踏まえ、毎週計画を見直す方針だ。半導体不足は1年を通して続くとの見通しを示したが、影響が及ぶ台数など詳細は明らかにしていない。
半導体不足をめぐってはこれまでに、トヨタ自動車やホンダなど日本勢のほか、米フォード・モーターやドイツのフォルクスワーゲン(VW)などが減産に追い込まれた。新型コロナウイルスの流行で急減した世界の新車需要の回復に水を差すことも懸念されている。(共同)