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宇宙ベンチャーのシンスペクティブ、自社衛星から地球の画像取得

 宇宙ベンチャーのシンスペクティブ(東京都江東区)は、昨年12月に打ち上げた同社初の人工衛星から地球を撮影し、画像の取得に成功したと発表した。同社が手がけている小型SAR(合成開口レーダー)衛星による画像取得としては日本では初めてという。

 8日の正午ごろ(日本時間)に、高度500キロの軌道から撮影された米南部フロリダ州の写真には、空港の滑走路や街を縦横に走る高速道路、さらには港の岸壁に停泊している船まで、はっきりと確認できる。

 同社は令和5年までにすでに打ち上げられたものを含めて6機、2020年代後半までには30機を軌道に投入し、世界のどの地域でも2時間以内に観測することができるようにする。

 また、観測データを自動解析し、災害時の早期状況把握に役立てる。

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