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富士山登山鉄道に理解 静岡知事が山梨知事との会談で表明

 山梨県の長崎幸太郎知事と静岡県の川勝平太知事が23日、同県御殿場市のホテルで会談し、富士山の山梨県側の麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想について意見交換した。会談を受けて川勝知事は「前向きに構想を受け止めた。検討の可能性は十分あると理解を示した」と述べた。

 会談は非公開で行われ、終了後に両知事が記者団の取材に応じた。長崎知事は川勝知事に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から富士山の来訪者抑制の必要性や排ガスへの懸念が指摘される中、新たな開発が不要な有料道路「富士スバルライン」に次世代型路面電車(LRT)を走らせるのが最も優位性が高いと説明。

 川勝知事は、構想検討会は御手洗冨士夫経団連名誉会長が会長を務め、青柳正規元文化庁長官らが参加しており「立派な方たちで構成されている」とした上で、両県などでつくる富士山世界文化遺産学術委員会(委員長・遠山敦子元文部科学相)との関係が良好と指摘。

 学術委が求めるユネスコの了承などの手続きについて、川勝知事は「長崎知事はきちんと手順を踏むと言った。手続きが踏まえられている以上、異を唱える理由はない」と評価。「車の代わりにLRTが走る。電柱や電線がない。最先端の技術を駆使して、環境に優しい鉄道を構想しているとのことだ」と受け止めた。

 長崎知事は「登山鉄道構想を両県の共同プロジェクトとすることを検討いただけないか」と提案。川勝知事は「山梨県と静岡県は仲良くやってきた。何事も一緒にやろうというのが基本。“環富士”で両県の公益に資するというのが山梨県の提言だ」と述べた。

 登山鉄道構想は26日に開かれる学術委で取り上げられる予定だ。

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