現場の風

最新医療保障で“働き盛り世代”に訴求

 □アクサ生命保険執行役員商品開発本部長 河島 鉄郎さん(42)

 --アクサの日本における生命保険2社が協業した初の医療保障分野の基幹商品「ONE メディカル」が昨年12月に発売された

 「先進医療に加え、(治療法の選択肢を増やす)患者申出療養制度にも対応した最新型の医療保険だ。これまでアクセスできていなかった30~40歳代の働き盛りの世代にアプローチできると期待している。今後は医療保障以外の死亡、がん、就業不能などの保障を強化することを検討したい」

 --医療保障分野を重視する理由は

 「金利低下に伴って、アクサはグループの新戦略で『死亡保障や医療保障』を最優先事項としている。日本では医療保険を1976年から販売してきた実績があり、この分野のパイオニアだ。過去からの罹(り)患(かん)率や支払い実績などの膨大なデータの蓄積は、商品開発の強みとなっている」

 --医療保障制度の最近の傾向は

 「医療技術の進展により、入院は日数が短期化し、給付金は減少傾向を続けている。通院による治療の機会は増加し、退院後の通院の機会は増え続けている」

 --アクサグループの日本に対する期待は

 「グループの戦略上、医療保障分野に強みを持つ日本でのビジネスに大きな期待を寄せている。商工会議所や地方自治体など、地域のステークホルダーと連携して推進している中小企業向けの健康経営コンサルティングのビジネスモデルにも注目している」

 --コロナ禍で保障に対する意識はどう変化したか

 「医療保険に対するニーズの高まりを感じている。インターネットを通じた販売も20~30%伸びている。今後リモート対応をきちんと行っていけば、新たな成長機会をつかむことができると考えている」

 ■河島鉄郎(かわしま・てつろう) 九大大学院修了。2003年アクサ生命保険入社。アクサグループ内のアクサフランス、香港リージョナルオフィスなどを経て、20年11月から現職。21年2月から執行役員。福岡県出身。

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