研削関連の装置や技術が一堂に会する専門展示会「第2回 研削加工技術と工具製造技術展」(Grinding Technology Japan 2021、主催・フジサンケイビジネスアイほか)が2日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。今回は国内外から107の企業や団体、大学研究室などが参加。産業のIT化や電気自動車(EV)の製造を支える機器・装置の出展が目立っている。
最新の工具研削盤を出展した牧野フライス精機のブースでは、担当者が「カメラで検査をしながら加工できるため、省力化や省人化が可能になる」と紹介。オークマはCNC円筒研削盤などを出展した。担当者は「量産を想定し、省スペースやスピーディーな加工のほか、段取りの手間を大幅に削減するパッケージなども用意。生産効率アップが実現できる」とアピールする。
展示会は、体温測定など新型コロナウイルスの感染防止対策を実施した上で4日まで開催される。入場料は2000円だが、インターネットからの事前登録者は無料。