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パナ保冷容器受け付け開始 温度管理・配送・回収含めレンタル

 パナソニックは2日、新型コロナウイルスのワクチンを拠点施設から接種会場まで輸送するのに使う保冷容器「ビクセル」のレンタルの受け付けを始めた。2~8度の温度帯を5日間保てる。レンタル開始は4月1日の予定。SとLの2種類のサイズがあり、Sは米ファイザー製のワクチンが約1000回分、Lは約5000回分収容できる。

 ビクセルはドライアイスを加えれば零下75度前後の温度帯も最長18日間保てる。こうしたサービスの提供も需要の動向を見ながら検討する。将来はワクチン以外の医薬品輸送にも対応し、2025年度に売上高100億円を目指す。

 医薬品卸のスズケンと提携し、ビクセルの温度管理や指定医療機関への配送、空き箱の回収などをセットにして提供する。料金は個数や配送距離といった契約内容によって異なり、標準価格などは非開示としている。ビクセルは冷蔵庫の真空断熱技術を応用して開発した。断熱材の接ぎ目をなくして冷気の漏れを防いでいる。

 米ファイザー製ワクチンをめぐっては厚生労働省が1日、医療機関の冷凍庫が故障して最大1032回分に当たる172瓶が使用不能になったと発表した。低温管理が円滑接種の鍵となっている。

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