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モスバーガー、4月から値上げ 全商品6割で10~50円

 ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは10日、税込み価格の表示が義務化される4月1日から、持ち帰りと店内飲食の税込み価格を一本化する結果、全メニューの6割が値上げになると発表した。主力のバーガー類の値上げは平成27年5月以来、約6年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大で持ち帰り販売比率が高まり、レジ袋など包材コストが増加していた。

 同社は現在、メニューは「本体価格+税」で表示し、持ち帰りは消費税率8%、店内飲食には同10%を上乗せして販売している。4月から店頭表示を税込み価格に一本化するのに合わせ、価格も10円単位にして1円単位の支払いをなくす。

 4月からの税込み価格は、「モスバーガー」が390円で、現在の持ち帰り価格(370円)と比べて20円、店内飲食価格(377円)と比べて13円の値上げとなる。「モスライスバーガー海鮮かきあげ(塩だれ)」は370円となり、それぞれ30円と24円の値上げ。一方、「ハンバーガー」は220円で、現在の持ち帰り価格を据え置く。現在の店内飲食価格との比較では4円の値下がりとなる。

 持ち帰りの税込み価格同士を比較した場合、全116品目のうち70品目が値上げとなり、上げ幅は10~50円。残る46品目は据え置く。今年2月の売上高を元にした試算では、改定後は2%程度の売り上げ増となるという。

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