トップは語る

セラフ榎本 コロナに有効なコーティング剤に力

 セラフ榎本社長・榎本修さんに聞く

 --施設向け衛生管理サービスで使用している抗菌・抗ウイルスのコーティング剤が、新型コロナウイルス対策に有効と証明された

 「一般社団法人きょうと官民連携ネットワークが開発した銅イオンとプラチナイオン、光触媒である酸化チタンを組み合わせたコーティング剤を使用しているが、昨年12月に帝京大の検証で有効性が確認された。コロナを付着した試験片にコーティング剤を噴霧したところ、1時間で約50%、24時間で約90%が消えた。室内では約1年間の予防効果があるとされている。全国で数社が扱っているが、既に約100件受注した」

 --どのような業種からの申し込みが多いのか

 「予防意識の強いマンション経営者からの申し込みが多い。エントランスや共用廊下、エレベーターのボタン、ドアノブ、手すりなどに噴霧すれば、有効な対策になる。ホテルやエステ、ペットショップ、ビル、葬儀場からも受注した」

 --もともと建設業だが、コーティング剤サービスなど新規事業に力を入れている

 「創業からの仕事だけでは生き残れない。形を変えていかないといけない。4年前にペットとの共生リフォーム、3年前にドローンを使った建物の外壁調査、昨年はコーティング剤の新サービスを始めた。新規事業を担当する営業企画本部は若手15人、上司は私一人だけの体制でスピード感を持って進めている。頭ごなしにならず、若手の意見を尊重して独自性のあるアイデアを引き出すようにしている。主力事業のマンションの大規模修繕工事はベテランに任せている。3つの新規事業は、まだ売上高は少ないが、大規模修繕工事の入り口となっており、業績に貢献している。前期の全社の売上高は20億円で、今期は25億円、来期は30億円を見込んでいる」

【プロフィル】榎本修 えのもと・おさむ 明大卒、1989年に榎本塗装(現セラフ榎本入社)。2003年に社長に就任し、04年にマンションの大規模修繕工事を主力事業に転換。1997~2007年まで川口市議。埼玉県出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus