日本産業機械工業会が11日に発表した1月の産業機械受注額は前年同月比10・5増の2623億2900円で、5カ月ぶりに前年同月実績を上回った。
内需は17・5%増の1812億8400万円で、2カ月連続のプラス。製造業向けは4・4%増、非製造業向けは43・1%増。特に電力業界向けのボイラーや原動機の受注が伸びた。公共事業による官公需向けは20・8%増。
外需は2・4%減の810億4500万円で、2カ月連続のマイナス。海外での生産活動の再開により、プラスチック加工機械や金属加工機械の受注が好調だったが、ボイラーや原動機、送風機などが振るわなかった。
同日に発表の1月の環境装置受注額は前年同月比53・0%増の265億6900万円。電力業界向けの排煙脱硫装置、自治体向けの下水汚水処理装置の受注が伸びた。