テクノロジー

ロボットベンチャー、2本腕の自動調理ロボ実現 駅そば1時間に150食

 ロボットベンチャーのコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)は2本腕による自動調理ロボを開発した。このロボットを活用した駅そば店がJR京葉線海浜幕張駅構内(千葉市美浜区)に10日オープンした。

 片方のロボットアームが生そばをざるに投入したあと、もう片方のロボットアームでゆでる、洗う、締めるといった一連の調理を自動で行う。これにより従業員1人分以上の作業量を代替できるようになる。

 同社は昨春、JR中央線東小金井駅(東京都国分寺市)の駅そば店に単腕式の調理ロボを試験的に導入。その時は1時間当たり50食前後を調理していた。今回の2本腕のロボではその3倍に当たる150食も調理ができるという。

 駅そば店は狭いスペースのところが多く、新型コロナウイルス禍で「3密」への対応が求められている。また従前から人手不足などの課題を抱えていた。

 JR東日本フーズ(同台東区)では、2026年までに駅そば店30店に調理ロボの導入を目指す。コネクテッドロボティクスは昨年12月、ベンチャーキャピタルのJR東日本スタートアップ(同港区)と資本業務提携している。

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