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フォックスコン、EV工場を年内決定 メキシコか米ウィスコンシン州で調整

 台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)は、同社初の電気自動車(EV)工場の建設地をメキシコまたは米ウィスコンシン州で調整しており、年内に決定する。主要顧客である米アップルを含むテクノロジー大手がEV参入を検討する中、同社も大きな賭けに出る格好だ。

 鴻海の劉揚偉会長は台北で16日開いた記者会見で、同社は既に両候補地で事業を運営しているため、EV工場にも既存環境を活用可能との見方を示した。熟練労働者やエンジニアリング人材の確保などが決め手になるとしている。

 「iPhone(アイフォーン)」の受託生産で世界最大手の同社は、スマートフォンでの成功をEVの受託生産でも再現しようとしている。アップルのEVプロジェクトが加速しているとの報道が伝わる中、フォックスコンはアップルカーの受託生産を狙って自動車分野を強化しているとみられる。

 劉氏は、現在はステランティスの一部となったフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との合弁契約で詰めの作業を行っていると語った。アップルには言及せず、アップルカーをめぐる各報道は「噂だ」と述べるにとどまった。(ブルームバーグ Debby Wu、Cindy Wang)

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