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公示地価、都心部でほぼ下落一色も 住宅地「在宅」進み郊外が上昇 (2/2ページ)

 また、都心から離れた長野県軽井沢町では、コロナ禍で首都圏から移住する人向けの別荘地需要が集まり、近年の上昇基調が続いた。

 ただ、既に通勤の利便性から人気だった郊外の住宅地が、コロナ禍で人気を後押しされたにすぎないという見方もある。

 大手デベロッパーの三井不動産が高所得者層向けに実施したアンケートでは、「コロナ禍が住宅購入のきっかけになった」との回答は約3割にすぎなかった。不動産の専門家は「在宅勤務の普及で都心部からものすごく離れた地域への移住が進むかというと、それはないだろう。いざとなれば都心に通勤できる都心から少し離れた広い場所に住む傾向が続くのではないか」と話した。(大坪玲央)

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