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デジカメ市場、プロ向けミラーレスで激戦 ソニーは最上位製品を今月発売 

 低迷するデジタルカメラ市場で、メーカー各社の主戦場が一眼レフからミラーレスへ移ってきた。ミラーレスは反射鏡がなく軽量、薄型で2020年の世界出荷台数が一眼レフを初めて上回った。ソニーはミラーレスの最上位製品「α1」を今月発売しており、一眼レフが主流のプロ向け市場で販売拡大を目指す。一眼レフで2強のキヤノン、ニコンもミラーレスに注力しており、競争が激化している。

 α1は約5010万画素の高画質で、1秒間に最高30枚を連続撮影できる。19年に発売した「α9II」の約2420万画素、連続撮影最高20枚に比べ、大幅に性能を高めた。市場推定価格は本体のみで88万円前後。

 ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズカメラ事業部の大島正昭副事業部長は「スポーツや人物撮影など場面を問わずプロに使ってもらいたい」と期待する。

 ニコンはミラーレスの最上位製品「Z9」の年内発売を目指している。「プロの極めて高い要求に応えるべく、鋭意開発している」とする。キヤノンが昨年7月に発売した「EOS R5」は販売好調だ。田中稔三副社長は、収益の牽引(けんいん)役の一つと説明する。高性能の手ぶれ補正機能を備えた。参考価格は本体のみで50万6000円。

 調査会社テクノ・システム・リサーチ(東京)によると、20年のミラーレスの生産台数計326万台のうちソニーが115万台で首位、キヤノンが105万台で2位だった。ニコンは25万台にとどまる。一眼レフは計239万台のうち、キヤノンが171万台、ニコンが65万台だった。

 カメラ映像機器工業会によると、ミラーレスの20年世界出荷は前年比25.9%減の293万台となった。一眼レフは237万台(47.3%減)だった。

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