金融

米財務長官、金融監視の専門部会復活 ヘッジファンド重点検証へ

 イエレン米財務長官は3月31日、ヘッジファンドの取引が市場に危険を及ぼしていないか重点的に検証するため、金融安定監視評議会(FSOC)が専門の作業部会を復活させたことを明らかにした。

 FSOCは連邦準備制度理事会(FRB)や証券取引委員会(SEC)など金融規制・監督機関のトップで構成し、財務長官が議長を務める。

 イエレン財務長官はFSOCの会合で、専門の作業部会設置について、規制・監督機関による「データの共有やリスクの特定、金融システム強化に向けた作業をより円滑に進めることが狙いだ」と説明した。

 また、ヘッジファンドによるレバレッジ(借り入れ)活用が、昨年の不安定な動きを増幅させたとの認識を示した。イエレン氏は「一部のヘッジファンドのレバレッジでストレスが増幅される可能性が新型コロナウイルスの感染拡大によって示された」と語った。

 ビル・フアン氏の投資会社、アルケゴス・キャピタル・マネジメントは厳密にはヘッジファンドではないが、同社絡みのポジション解消に伴い複数の金融機関に巨額損失が発生する見通しとなり、SECも情報収集に動き、金融業界に衝撃が走った。(ブルームバーグ Daniel Avis、Robert Schmidt)

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