テクノロジー

宇宙で水再生技術を実証 22日出発の星出飛行士

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、星出彰彦飛行士が国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」で、日本が開発中の水再生システムの実証試験を行うと発表した。現在の米国製装置より小型で高効率で、将来の月、火星探査での実用を目指している。星出さんの乗る宇宙船は22日に米国で打ち上げる予定。

 宇宙ステーションでは、飛行士の尿やエアコンの排出水を浄化処理し、飲料水として再利用している。日本独自の高圧電気分解方式を採用した小型実証装置を無重力に近い環境で使用し、データを取る。再生率85%以上を目指し、地上の干魃(かんばつ)地帯や被災地での応用も視野に入れている。

 このほか、装置内で難燃性材料や紙などの燃焼実験も行う。飛行士を守るため高い安全性が求められる「宇宙火災安全」の国際基準につなげる。培養した細胞が重力を感じ取る仕組みの解明や、宇宙空間での筋肉の萎縮を防ぐ物質を探る医学実験にも取り組む。

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