星出彰彦さんの打ち上げ成功について、慶応大のラグビー部で同期だった仲間から祝福の声が相次いだ。
小林吉行さん(52)は打ち上げの様子をネット中継で見て「ものすごく感動して涙が止まらなかった」と話す。「宇宙飛行士になり、3度も宇宙に行き、しかも今回はISS船長。着々と夢を実現していく姿に、いつも勇気をもらっている」と打ち明けた。
「ラグビー部時代から、人を引き付けてうまくまとめる『引力』があった。船長も見事に務め、新型コロナで暗くなりがちな社会に明るい話題を届けてくれるだろう」。阿部仁(まさし)さん(51)は、こう太鼓判を押す。
その上で「見事なキックオフだったが、まだ始まったばかり。全てが完了するノーサイドまで、体には十分気をつけながら宇宙生活を楽しみ、頑張ってほしい」とエールを送った。
「実績の少ない新型宇宙船なので少し心配していたが、ほっとした」と話すのは後藤誠一さん(53)。船長については「非常に責任が重いポジションだと聞いているので、同期として誇らしい。見事に役割を果たすのを楽しみにしている」と期待を込めた。