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外出自粛と時短の要請を5月末まで延長 和歌山知事

 和歌山県の仁坂吉伸知事は7日、新型コロナウイルス対策の県民への不要不急の外出自粛と、和歌山市の飲食店などへの営業時間短縮の要請について、11日までとしていた期間を5月末まで延長すると表明した。報道陣の取材に対し、「全国で感染が収まらないので(要請を)延長せざるを得ない」と述べた。

 国が東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に発令中の緊急事態宣言を5月末まで延長したことなどを踏まえた措置。

 これまで県は、特別措置法に基づき、11日まで県民に不要不急の外出自粛を要請。大阪府側からの飲食目的の来県を防ぐため、和歌山市の飲食店などへも酒類提供は午後8時まで、営業時間も9時までとするよう要請してきた。

 仁坂知事は、今回の4都府県の緊急事態宣言の期限延長などについて「一部地域を除いて全国の感染はまだ収まっていない。政府の対応は当然のことだ」と述べた。

 県内の感染状況については「医療と保健行政で必死で抑え込みをして(新規感染者が)連日20人を超えるというのは、感染が収まっているとは言えない」とした上で、「大阪からの来県を止める予防的な意味合いでやっている自粛も当然、やめるわけにはいかない」と要請期間延長の理由を説明した。

 和歌山市の飲食店などへの時短要請で、協力事業者に1日あたり2万5千~20万円を支給する協力金についても対象期間を5月末まで延長する方針。

 また、今回の要請期間延長にあわせ、県は改めて体調不良時の早期の医療機関受診やテレワークの推進などを呼びかけた。

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