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時短要請、12日から商業施設にも 埼玉事業者困惑「つらい状況」

 埼玉県は12日、新型コロナウイルス対応の蔓延(まんえん)防止等重点措置に基づく営業時間短縮要請の対象に、新たに商業施設などの大規模集客施設を加える。対象の15市町に立地する施設に対し、営業時間を午後8時までにすることと、施設内の客数を「繁忙期の半分程度」に収める入場制限を求める。県が8日に要請を決めてから数日しか経過しておらず、事業者には困惑も広がっている。

 15市町は、さいたま、川口、川越、越谷、所沢、草加、蕨、戸田、朝霞、志木、和光、新座、富士見、ふじみ野の各市と三芳町。

 イオンレイクタウン(越谷市)を運営するイオンモールは、衣類などの専門店街の閉店時間を2時間早めて午後8時とし、館内の混雑具合に応じて入場制限を実施する。担当者は「安全な買い物ができる環境の整備に努める」と強調する。

 一方、高島屋大宮店(さいたま市大宮区)は営業終了時刻をすでに午後7時に前倒ししている。客数も感染拡大の影響で繁忙期の半分以下に落ち込んでいるため、新たな対策はとらない。担当者は「経営的につらい状況が続くが、売り上げ回復には客が安心できる環境が必要だ。感染拡大防止に努める」と話した。

 県内で浦和パルコ(さいたま市浦和区)や新所沢パルコ(所沢市)を運営するJ・フロントリテイリング傘下のパルコは、営業時間短縮要請をめぐり各テナントと対応を調整している最中だという。広報担当者は「要請から大きく逸脱しない範囲で対応するつもりだが、方針がまとまっていない。12日から対応できるか分からない」と不安を口にした。

 アルシェ大宮(さいたま市大宮区)は入場制限を実施する考えだが、店舗関係者は「県から通知がないので詳細が分からず、方法は検討中だ」と語った。(深津響、竹之内秀介、中村智隆)

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