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保育園児の発熱を前日予測 施設運営手掛けるglobal bridge、センサーに新機能

 保育・介護施設の運営などを手掛けるglobal bridge HOLDINGSは、保育園児の発熱を前日に予測する「発熱予測アラート」の提供を6月中旬から始める。グループ会社のCHaiLD(チャイルド、東京都墨田区)が開発した。

 昼寝中の園児のおむつに装着し、危険なうつぶせ寝を保育士に知らせるセンサー「CCS SENSOR」に、新たに0~2歳児の発熱予測の機能を追加した。

 園児の皮膚温度の推移を記録・解析し、翌日に発熱などの体調不良を起こす可能性を保育士の端末に表示。これを受け、保育士は適切なケアを行うとともに、体調悪化の予兆を保護者に伝えることで翌日の仕事の調整など事前に対応できる。発熱予測の精度は約72%という。

 発熱予測アラートは主に保育園向けサービス。ただチャイルドが別に提供している保育支援システム「CCS」の導入が必要となる。価格は初期費用がセンサー端末3万3000円(個)、中間サーバー16万6100円(園)。このほかにランニングコストとしてセンサー利用料1320円(個)、システム利用料2200円(園)。

 既にCCSセンサーを導入している保育施設は追加費用なしでサービスを受けられる。今年度中に新たに200施設への導入を目指す。

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