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日本の携帯料金、国際比較で安値に 大手の割安プラン奏功

 総務省は25日、世界主要6都市のスマートフォンの料金を比較した調査結果を公表した。昨年の調査で8175円と世界最高だったシェア1位事業者のデータ容量20ギガバイトの月額料金は、東京が2973円と英国のロンドンに次いで2番目に安くなった。

 大手3社が開始した割安なオンライン専用プランが比較の対象になったことが要因で、店頭サポートが受けられないなどのサービス面の変化は考慮していない。

 6都市はほかに、米ニューヨーク、英ロンドン、独デュッセルドルフ、仏パリ、韓国ソウル。今年3月時点で一般的な利用モデルに沿って料金を算出して、比較した。

 6都市で20ギガバイトの料金が最も安かったのはロンドンの2166円。最も高かったのはデュッセルドルフの8325円だった。

 今回から第5世代(5G)移動通信システム向けの容量無制限プランも比較。東京は8913円と1万円を超えているパリ、デュッセルドルフに次いで3番目に高かった。4月以降に実施された値下げで8088円になったが、総務省は「これで終わりととらえていない。引き続き競争が働く環境づくりに取り組む」としている。

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