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朝獲れ鮮魚を特急列車で直送 千葉でJRが実証実験

 JR東日本千葉支社と千葉ステーションビルは、総武本線の特急列車を使い、銚子駅から千葉駅まで「朝獲れ鮮魚」の荷物輸送の実証実験を6月11日に開始する。早朝に水揚げされた魚を列車荷物輸送の速達性を生かし、消費者に鮮度のいい魚を提供。同社では、本格稼働に向けて、定期的に運べるよう実証実験を重ねていくという。

 11日の実証実験では、総武本線の特急「しおさい6号」を使用。当日に銚子市の漁港で水揚げされた魚を銚子駅(午前7時42分発)から千葉駅(午前9時2分着)へ運ぶ。販売場所は同駅ビルのペリエ千葉(千葉市中央区)地下のペリチカにある「魚力」。販売開始時間は準備が出来次第としている。

 ただ、同社では天候や漁獲、収穫状況のほか列車の運行状況などにより変更になる場合があるとしている。

 JR東日本千葉支社の中川晴美支社長は「新鮮さを売りにしている地産品について、付加価値の高い商品が提供できる。生産者支援のほか、販路の拡大なども構築できるのではないか」と話した。

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