ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)、三菱HCキャピタル、日立製作所はGDOが運営する「GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス」で、指静脈認証を用いた共同検証を始めた。同ゴルフ場へのチェックイン(入場)、プレー費用の決済を指静脈認証で行える。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、財布やカード、スマートフォンを用いることなく、生体認証によって取引を行えるキャッシュレス決済は、非対面での決済手段として導入への期待が高まっている。そうした中で、ゴルフ場への入場や決済時における指静脈認証の有用性、無人受付の運用を検証し、各種手続きの簡素化、利用者の利便性向上、混雑状態の回避などを図る。
GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスでは通常、利用者は受付時に記帳し、現金または電子マネーによる支払いを行っているが、共同実証では、受付に指静脈認証装置を2台設置し、受付の無人化を試行する。実証システムには、日立独自技術のPBIを用いた生体認証統合基盤サービスを活用し、入場手続きや決済処理における高い安全性と利便性を実現したとしている。(インプレスウオッチ)