テクノロジー

英政府が出会いアプリと連携 「ワクチン接種済」示す機能

 【ロンドン=板東和正】英政府は7日、恋人などと出会うためのマッチングアプリを運営する企業と提携し、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことをアプリ上で表示する機能を加えると発表した。若者を対象とした接種が本格化することを受け、ワクチンの接種を促すのが狙い。

 英政府は「ティンダー」など英国内で利用可能で若者を中心に人気を集める8つの出会いアプリの企業と協力。英メディアなどによると、利用者がアプリのプロフィル欄で「接種済み」と示せるようになる。接種済みの人に無料で利用できるポイントなどの特典を与えるキャンペーンも検討されるという。

 英国では、接種を済ませた人の方がデートをする相手として好まれる傾向があるとみられている。

 英調査会社ユーガブによると、英国の成人の31%が「ワクチンを接種した人とデートしたい」と回答。「接種済みでなければデートしない」が28%だった。

 英政府は出会いアプリで接種済みであることをアピールできる仕組みを作ることで、接種を奨励したい考えだ。ハンコック保健相は7日、自身のツイッターで「出会いアプリがワクチンを推奨するのは素晴らしいことだ。ワクチンを打つ理由が一つ増えた」と投稿した。

 英国では既に人口の約6割が1回目の接種を終えた。7月末までに全ての成人への接種を目指す英政府は今月8日から、英イングランドの25~29歳を対象に接種の予約を受け付ける。

 ただ、短期間でワクチンが開発されたことから、安全性に懐疑的な見方を示す市民も少なくない。ロンドンの一部の接種会場の周辺では、ワクチンに反対する団体が「新型コロナの感染より、ワクチン接種で死ぬ確率の方が高い!」と声をあげている。

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