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政府、「イベント人数上限1万人」提案 コロナ感染症分科会

 政府は16日、新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)の会合を開き、7、8月のイベントの人数制限に関する案を専門家に示した。緊急事態宣言や宣言に準じた「蔓延(まんえん)防止等重点措置」を解除した都道府県では、約1カ月間の経過措置として、最大1万人に制限するとした。

 政府の現行の基準では、宣言や重点措置を適用中の都道府県では「5000人または収容率50%以内の小さい方」に人数を制限しており、最大でも5000人にとどまる。一方、宣言も重点措置も適用されていない場合は「5000人または収容定員50%以内の大きい方」と定めている。新国立競技場(定員6万8000人)に当てはめれば3万4000人となる。

 今回の案は、この2つの基準の間に「経過措置」を設ける内容。宣言や重点措置の解除後は「5000人または収容定員50%以内の大きい方」となるが、約1カ月間は経過措置として最大1万人の上限を設ける。政府は3月に前回の緊急事態宣言を全面解除した際も同じ経過措置を設けた。

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