第一生命ホールディングス(HD)は24日、IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)とヘルスケア関連サービスについて業務提携したと発表した。女性向けの情報サイトやダイエット用アプリの開発・運営を行う。利用はいずれも無料で秋ごろのサービス開始を予定。スタートから3年で両サービスで300万人のユーザー獲得を目指す。比較的手薄だった20、30代の女性との接点確保が狙い。
第一生命HDはDeNAのサービスを利用する若年層にアピールしたい考え。第一生命HDの稲垣精二社長はオンラインで開かれた記者会見で「コラボで若い方々とのコネクト(つながり)を作っていくことが一番楽しみだ」と語った。
IT企業であるDeNA側としては第一生命保険が抱える4万4000人の営業職員の発信力に期待する。同社の岡村信悟社長は「リアルとデジタルの融合で新しい顧客体験の共創が可能になる」と強調した。