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タマディック 社会の変革に貢献する高付加価値企業へ

 タマディック社長・森實敏彦さんに聞く

 --自動車、航空・宇宙、産業機械分野を中心に設計・開発業務を請け負う総合エンジニアリング企業として定評がある。当面の目標は

 「コロナ禍で社会が大きく変わろうとしている。脱炭素化やSDGs(国連の持続可能な開発目標)対応、非接触にソーシャルディスタンス確保など、製造業の現場でも変革が進んでいる。今年度からスタートした中期5カ年経営計画では、“社会の変革に貢献できる高付加価値なエンジニアリング企業”として確立することをテーマに掲げた。幸い当社は、さまざまな産業において、最先端かつ技術的にも困難な業務を請け負い、顧客に満足いただくことで成長し続けることができた。それをもう一歩進める時期に来ていると考える。5年後の売り上げ目標は現在の1.4倍の約170億円。その50%は自動車関連になる見通しだ」

 --自動車関連に続く分野は

 「ファクトリーオートメーション(FA)・ロボット関連の伸びも著しい。5G(第5世代移動通信システム)普及やテレワーク増加などによる半導体需要で、製造現場で用いられる搬送用ロボットなどはさらにニーズが高まる。また、コロナ禍でEコマースが様変わりし、物流システムの自動化、ロボット化、省人化が加速している。航空・宇宙分野は主軸である旅客機関連は世界的な停滞期に入っており、早く回復してほしい所だ」

 --SDGs対応は

 「進行中の全プロジェクトをSDGs化、脱炭素化という観点で見直そうと、“総棚卸し”ている。貢献できる仕事の比率を何パーセントに、など可視化して目標を設定していきたい。従業員が楽しみながら取り組める健康促進プログラムの導入や、建設中の新社屋を通して、エンジニアとしての働きがい向上に注力していきたい」

【プロフィル】森實敏彦 もりざね・としひこ 慶大経卒。外資系IT系企業を経て2000年タマディック入社、02年6月から現職。日本エンジニアリングアウトソーシング協会監事。著書に『エンジニアになりたい君へ』(幻冬舎メディアコンサルティング)。愛知県出身。

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