トップは語る

ピクスタ クリエイターと一緒に事業創造

 ピクスタ社長・古俣大介さんに聞く

 --写真やイラスト、動画などのデジタル素材を取り巻く環境は起業してからの15年でどう変わったか

 「一番大きいのはスマートフォンの普及だ。2007年ごろからスマホを通じて人々がオンラインでコミュニケーションを取り、デジタル素材の活用は拡大した。SNSの普及や企業のプレゼンテーション資料への利用拡大などもあり飛躍的に伸びてきた」

 --需要拡大で同業他社も増える中、強みは

 「ピクスタ事業の基本は高い品質の素材を投稿する多くのクリエイターの存在だ。あらゆるジャンルのものをそろえているし、社員やトップクリエイターによるセミナーや撮影会などのクリエイターと伴走しながら、コンテンツを生み出せる環境を整えている」

 --出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」は新型コロナウイルス禍でも好調だ

 「昨年4~5月の緊急事態宣言下では落ち込んだが、出張するカメラマンや撮影時の感染対策の徹底で、安心・安全を確保している。大半は子供を含む記念日の撮影で、きちんと形に残したい人が多いと感じている」

 --原則テレワークなど働き方も大きく変えたが

 「コロナ流行前からフルリモートワークを全社的に取り入れようとしてきた。コロナという時代の流れもあるので、2月にはオフィスも移転した。社員も住みたい場所に引っ越せる。多様な人が働きやすくなるなど人材採用の面でも利点がある」

 --ポスト・コロナ社会における展望は

 「社会が大きく変化する中、自社のビジネスモデルの強みや組織のしなやかさを再確認できた。一方、完全なオンライン、巣ごもり需要でも埋もれている才能を見いだして、活躍できるプラットフォーム事業を今後も増やしていくことは考えている」

【プロフィル】古俣大介 こまた・だいすけ 多摩大卒。同大在学中からコーヒー豆のネット販売などに携わる。卒業後、ガイアックス入社。新規事業や子会社の立ち上げに参画し、取締役就任。2005年8月に、クリエーティブ素材のプラットフォーム「PIXTA(ピクスタ)」を運営するオンボード(現ピクスタ)を設立し、現職。埼玉県出身。

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