金融

ゴルゴ13は“世界一” 麻生財務相が称賛、単行本の記録更新に「まことにおめでたい」

 麻生太郎財務相は6日の記者会見で、劇画「ゴルゴ13」の単行本201巻が刊行され巻数で“世界一”の記録を更新したことについて、「1990年に冷戦が終わったとき、『ああゴルゴ13もなくなるなあ、ネタがなくなるから』と思ったが…。今日までかれこれ30年まだ続いている。たいしたものですなあ」と相好を崩した。ゴルゴ13の大ファンで知られる麻生氏だけに、「まことにおめでたい」と手放しで称賛した。

 ゴルゴ13には、かつて麻生氏によく似た財務相が登場して話題になったことがある。最新刊では金融市場の話題を集める暗号資産(仮想通貨)も取り上げられた。麻生氏は「情報を提供してくれる人が多いのだろう」と作者のさいとう・たかをさんの取材力を評価し、「あれだけインターナショナルな小説は日本で読んだことがない」と指摘した。

 麻生氏は「27、28歳」のころから長年ゴルゴ13を読み続けているという。会見では「基礎的学問」として、さいとう・たかをさんが当初は2巻以降を書くつもりがなかったため1巻目には巻数のナンバーが付けられておらず、2巻目以降から付いた話を披露するなどノリノリだった。

 ゴルゴ13の201巻は5日刊行され、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス世界記録を持つ秋本治さんの漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(全200巻)を巻数で超えた。

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