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京大、先天性のあざ消しへ治験 皮膚切除し高圧処理した上で移植

 生まれつき皮膚に黒褐色の巨大なあざがある病気に対し、患部を切除し原因細胞を高圧で死滅させた上で張り直す治療の臨床研究に成功したと、京都大の森本尚樹教授(形成外科)らが発表した。組織に高い圧力をかける装置を医療機器として製造販売できるよう、近く京大病院で患者3人が参加する治験を始める。

 「先天性巨大色素性母斑」は新生児の約2万人に1人が発症。皮膚の下層にある真皮でメラニン色素を作る「母斑細胞」による良性腫瘍だが、放置すると数%はがん化する。

 今回の治療はあざを切除し、水深2万メートルに相当する高圧で細胞を死滅させた上で移植。体に定着後、健常な皮膚を培養して作った表皮で覆うと、メラニンや死んだ細胞が次第に体に吸収される一方、体の側からは正常な細胞や血管が入ってきて、自然な色の皮膚が再生する仕組みとしている。

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