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大阪の水族館「海遊館」 グレート・バリア・リーフ水槽の不思議な魚たち

 【海遊館diary】海遊館の「グレート・バリア・リーフ」水槽には、カラフルな魚がたくさん暮らしており、花びらが舞うように泳ぐ様子はお客さまに大人気です。彼らは温かい海のサンゴ礁などに生息しており、体色が瑠璃色のルリスズメダイのほか、紫色のパープルクイーン、黄色のキイロハギなど、魚の名前に鮮やかな色が使われています。

 カラフルな体色は天敵に見つかりやすそうですが、色とりどりのサンゴ礁の中では、背景に紛れて見つかりにくいものです。実際に飼育員が水槽の魚たちの様子を観察しているときにも、擬サンゴに紛れ、見つけられないことがあります。

 「グレート・バリア・リーフ」水槽は水深が約8メートルありますが、黄色のネッタイスズメダイのほとんどが水槽上部に集まっています。そこは照明が良く当たり、周囲に明るい色の擬サンゴが並んでいるため、背景に紛れて見つけることができないのです。

 彼らは自分の体色を理解し、あえて周囲が明るい場所を選んで暮らしているのでしょうか。それとも、好みの場所がたまたま明るい場所なのでしょうか。こんなことを考えるだけでも観察が楽しくなります。

 さて、開催中の30周年記念特別展「海遊館ミュージアム」は7月14日に一部リニューアルを行い、新たに「グレート・バリア・リーフ」水槽を紹介する展示コーナーが登場します。

 そこでは、オーストラリア北東部に広がるグレート・バリア・リーフに生息する魚たちを間近で観察できるよう準備をしています。魚の体の色や模様にはどんな意味があるのか、思いをはせてみてはいかがでしょうか。(魚類担当飼育員 喜屋武樹)

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