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西武ホールディングス、大津プリンスホテルなど売却検討  

 西武ホールディングス(HD)が「札幌プリンスホテル」(札幌市)や「びわ湖大津プリンスホテル」(大津市)など、国内約40施設の売却を検討していることが16日、分かった。売却額は1000億円超となる見通し。売却後も運営を受託し、プリンスホテルとして営業を続ける見込み。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績が低迷しており、資産売却を通じて財務体質の改善を狙う。投資ファンドなどと交渉を進めている。

 「ザ・プリンスパークタワー東京」(東京)のほか、ゴルフ場やスキー場などのレジャー施設も売却対象となる。一方、「軽井沢プリンスホテル」(長野)や、再開発を予定する「品川プリンスホテル」などは保有し続ける。

 西武HDは現在、国内で49カ所のプリンスホテルを展開しており、このうち10カ所は施設を保有せずに営業している。今後、運営と施設保有の分離をさらに進め、身軽な経営体制をつくる。

 鉄道や旅行業界は新型コロナによる外出自粛などの影響で鉄道やホテルの需要が激減し、事業の構造改革を迫られている。近鉄グループホールディングスは、京都市や神戸市などにある8つのホテルを米投資ファンドに売却する計画。旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)も東京都内の本社を325億円で売却すると発表した。

 西武HDの令和3年3月期連結決算は、最終損益が723億円の赤字(前期は46億円の黒字)だった。

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