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GAFAに対抗…NTT、アクセスと次世代通信網で提携 機器メーカー向けソフトを開発

 NTTは27日、次世代高速通信の実現に向け、ソフトウエア開発を手掛けるアクセス(ACCESS)と提携すると発表した。NTTは、次世代の高速通信ではシステムの仕様を公開することで特定の機器メーカーに頼らない柔軟な通信網の構築を目指しており、アクセスと共同でさまざまな機器メーカーが参入できる通信インフラ向けソフトを開発する。令和4年度中に商用化する計画だ。

 NTTが提唱するのが、回線から端末までの通信や情報処理を電気信号を使わずに光だけで実現する「IOWN(アイオン)」構想だ。通信網の構築まで自前でまかなおうとする米巨大ITの「GAFA」に対抗するため、この構想では世界の半導体や通信機器メーカーがそれぞれの得意分野を結集させる。米半導体大手のインテルや米マイクロソフトなども参画している。

 これまでNTTが生み出した通信技術は、NECや富士通といった関係の深い特定の企業が専用の機器を開発することで商用化してきた。一方、次世代通信網では、多様な機器メーカーの参入を想定しており、参入企業が商用化しやすいオープンな体制を構築することが課題となっていた。

 アクセスはNTTドコモが始めた世界初の携帯電話向けネット接続サービス「iモード」のソフトウエアを開発したことで知られる。アクセス子会社が持つ世界の主要なメーカーの通信機器を制御できるノウハウを利用し、開かれた次世代の高速通信網の実現につなげる。

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