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大阪万博で「若返りの旅」を体感 地元パビリオン出展で

 2025年大阪・関西万博に地元パビリオンを出展する大阪府と大阪市は23日、経済団体との推進委員会でパビリオンの概要を明らかにした。「未来の診断体験」として、来館者の健康状態を自動診断する乗り物「アンチエイジング(老化防止)・ライド」が、診断結果に基づく最適な食事メニューなどを提供する。

 パビリオンのテーマは、生まれ変わりや再生を意味する「REBORN(リボーン)」。建物は地上2階建て(約9千平方メートル)で、アンチエイジング・ライドの設置棟や、近未来に実現可能な医療サービスを展示する参加型施設「ミライの病院」などで構成される。

 アンチエイジング・ライドは4人乗りで、1階から2階のらせん状のスロープを進む間に生体データを取得。その人に応じた「10歳若返り」策を提案する。診断結果から食事や運動メニューが示され、自動で配膳されるレストランで試食したり、フィットネスプログラムを体験したりできる。

 パビリオン出展の基本計画は今年度中に策定。令和5年4月の着工を目指し、建設費は70億~80億円を見込む。推進委会長の吉村洋文府知事は「未来を想像させる計画ができている。ワクワク感が得られるパビリオンにしたい」と述べた。

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