サービス

西鉄、ベトナムで富裕層向け住宅開発

 西日本鉄道は2日、ベトナムで展開する住宅開発事業で、新たに富裕層向けの戸建て住宅を開発すると発表した。現地デベロッパーと合弁会社を設立し、549戸を供給する。

 開発地は、ホーチミン市の東側に位置するドンナイ省にあり、高い住宅需要が見込まれるという。共用部分にはプールやクラブハウスを設け、セカンドハウスの所有や投資を目的とする顧客にアピールする。令和4年11月に着工し、6年8月の完成を目指す。総事業費は約340億円。

 西鉄のベトナムでの住宅事業は9件目。従来手掛けてきた戸建て住宅の販売価格は1戸3000万円程度だったが、今回は1億円程度のものも検討している。今後は現地パートナーの主導ではなく、西鉄単独での事業展開も目指すといい、記者会見した林田浩一社長は「日本のノウハウを活用し、現地でビジネスをしたい。実績を積めば、西鉄の旗を掲げて売っていく」と語った。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus