テクノロジー

医療ITベンチャーのキュア・アップ 高血圧治療用アプリ承認申請 来年の実用化目指す

 医療ITベンチャーのキュア・アップ(東京都中央区)は、高血圧を治療するスマートフォン向けアプリを開発した。5月に製造販売承認を申請、早ければ来年にも実用化される見通し。高血圧治療用アプリは自治医科大学と共同で開発。昨年1~12月、最終段階の臨床試験(治験)を実施し、アプリによる処方の有効性を確認した。

 医師が治療用アプリの処方が適切と判断した場合、患者はスマホにアプリを取り込む。体調に関する質問に答え、日々の血圧データや行動などをアプリに入力する。各データを人工知能(AI)が分析し、塩分の過剰摂取や運動不足といった生活習慣の改善を促す助言を表示する。

 治験の対象は20~65歳未満の男女390人。治療用アプリを使わず4週間ごとに医師の診察を受けたグループ、医師の診察と並行して治療用アプリを処方したグループに分けて実施した。この結果、1日の中で最も高いとされる起床時の収縮期血圧(高い方の血圧)で比較すると、医師の診察だけの場合、治療開始12週後に6.2mmHg(ミリメートル水銀柱)下がったのに対し、アプリを処方した場合は10.6mmHgも低下した。

 同社は、今回のアプリに先駆け、昨年12月にニコチン依存症治療用アプリを発売。現在、アルコール依存症の治療用アプリの開発にも取り組んでいる。

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