トップは語る

VWグループジャパン 8年ぶりの新型「ゴルフ」は“らしさ”残して進化

 ティル・シェア社長に聞く

 --主力車「ゴルフ」の新型車の国内販売を6月に始めた

 「8年ぶりのフルモデルチェンジで、販売開始後の反応は非常にいい。最新のデジタル技術を導入しつつ、安全性や快適性、シンプルであることなど、ゴルフらしさを残しつつ進化させた、非常に乗りやすい車だ」

 --各社が電気自動車(EV)へシフトする中、「マイルドハイブリッド」というシステムを搭載した

 「説明するよりもぜひ試乗してもらいたい。全然フィーリングが違う。発進が特にすばらしい。EVの市場動向には私たちも注目しており、EVの『ID.』シリーズも来年導入予定だ。ただ、インフラ整備などの課題もあり、従来型のガソリン車などのビジネスもまだ続く。少しずつ電動化に移行する中で、新型ゴルフはEVへの橋渡しの役割を担う」

 --ゴルフといえば長年、輸入車で1位を取り続けていた

 「スポーツ用多目的車(SUV)の台頭などで市場のセグメント化が進み、競争相手も増えた。ただ、40年以上前に初代ゴルフが世に送り出されてからフォルクスワーゲンブランドの強力なアイコン的存在であることは変わらない。魅力も失われていない」

 --半導体不足や新型コロナウイルス感染症など自動車業界は厳しい状況もある

 「新型コロナが長期化する中で、今後の見通しが非常に不透明になってきている。日本の輸入車市場も昨年春が一番の底で、持ち直しつつあるが通常時の成長とは異なる。ワクチン接種が進み、これから回復に向かうと期待はしているがトンネルの先の光がまだ見えてこない。半導体不足も2、3カ月先すら見通せないのが現状で、業界全体が大きな影響を受けている」

 【プロフィル】ティル・シェア 大学でマネジメントを専攻し、1991年にドイツで自動車業界に入り。2003年にフォルクスワーゲン(VW)グループイタリア入社、VWグループ香港マネージングダイレクターなどを経て、16年から現職。ドイツ出身。

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