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三菱ケミカル、アルミナ繊維売却 来春に850億円

 三菱ケミカルホールディングス(HD)は、排ガス浄化のため自動車のマフラーなどに使われる耐火断熱素材の事業を、米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントに売却することを決めた。譲渡額は約850億円で、来年3月の売却完了を計画している。

 売却に伴い、令和4年3月期連結決算で約540億円の利益を計上する見通し。

 欧州を中心にガソリン車やディーゼル車の販売を将来的に禁止する動きが出ており、新たな用途開発や事業拡大に向けた投資の継続が難しいと判断した。事業の選択と集中の一環。

 この耐火断熱素材は「アルミナ繊維」と呼ばれ、製鉄所の高炉内にも使用されている。中核子会社の三菱ケミカルなどが手掛けており、世界シェア首位という。

 新潟県上越市と香川県坂出市の2拠点で生産しており、従業員の雇用は継続される。

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