金融

岩手銀と秋田銀が包括提携 県内トップ、新事業協業

 岩手銀行と秋田銀行は27日、包括業務提携を結ぶことで合意したと発表した。地域課題の解決や新たな事業分野での協業、オフィスの共同化などに取り組む。人口減少による地域経済の縮小で経営環境が厳しさを増す中、新型コロナウイルス禍で苦しむ地域経済を支える。

 提携の名称は「秋田・岩手アライアンス」。経営統合や合併はせず、当面自主性を尊重する。両行は既に青森銀行を含む3行で現金自動預払機(ATM)の手数料を互いに無料化することで提携している。

 東北地方では、地銀再編の動きが活発化している。仙台市に本社を置くフィデアホールディングス(HD)と盛岡市の東北銀行が令和4年10月の統合に向けて準備を進めているほか、青森銀とみちのく銀行が6年4月の合併を目指して経営統合の協議中だ。

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