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西部ガスが増収減益 原料価格高騰響く

 西部ガスホールディングス(HD)は29日、令和3年9月中間連結決算を発表した。売上高が前年同期比5・2%増の925億円、最終利益は61・7%減の1億円と、増収減益だった。記者会見した道永幸典社長は「売り上げ的には(新型コロナウイルス禍の影響から)戻ってきている。ただ、(利益面では)原油高に伴う影響が大きい」と述べた。

 主力の都市ガス事業では、業務用需要回復が寄与した。販売量は5・6%増加した。ただ、原油価格の変動に伴う原料費調整で料金単価を下方修正した影響で売上高が振るわず、営業利益ベースでも約26億円の赤字となった。

 ただ、海外への液化天然ガス(LNG)輸出や不動産販売などが業績を伸ばした。

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