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九州電力が増収減益 9月中間決算

 九州電力は29日、令和3年9月中間連結決算を発表した。売上高が前年同期比5・7%増の7715億円、最終利益は28%減の453億円で増収減益だった。火力発電の燃料費変動分を電気料金に反映させる燃料費調整制度が、経常利益ベースで約400億円の利益下押し要因となったことが響いた。

 販売電力量は4・1%増の390億キロワット時だった。家庭用が6・1%減少した一方、産業用は8・8%増となった。また、昨年末から今年はじめにかけた電力需給の逼迫(ひっぱく)を受け、新電力などが電源確保を進めたことから、市場を通さずに相対で契約する卸販売電力量が81%増加した。

 再生可能エネルギーの受発電量は約11億キロワット時増加した。池辺和弘社長は「再エネ由来の電気が増えていることは良いことだと認識している」と述べた。

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