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早くもお年寄りたちに重宝、高齢化団地の新インフラは自動運転の電動カート (2/2ページ)

 総務省などのデータによると、今年3月31日時点の河内長野市の高齢化率は、府内33市で最も高い35・4%。南花台は43・0%にも上り、生活の足をいかに確保するかが課題となっている。

 クルクルの運行は、地域に思わぬ副産物をもたらした。利用者とボランティアが日常的にコミュニケーションを取ることで、孤独になりがちな高齢者の交流の場に。子供が独立した夫婦や1人暮らしの高齢者も多く、地域の見回り機能も併せ持つようになった。谷口さんは「顔なじみになって声を掛け合う機会が増え、まちに活気が出てきた」と実感を込める。

 河内長野市は、人工知能(AI)やビッグデータなどを活用した都市づくりを目指す国の国家戦略特区「スーパーシティ構想」に名乗りを上げており、クルクル事業についてサービスの規模と質を拡充していく考えだ。

 島田智明市長は「人口減少と高齢化は日本全体の課題。市が先進事例として取り組み、課題解決につなげたい」と意気込んでいる。(大島直之)

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