金融

山口FGの解任「不当」 吉村元会長、検証求める

 山口フィナンシャルグループ(FG)で新銀行設立構想の進め方をめぐって会長とグループ最高経営責任者(CEO)を事実上解任された吉村猛取締役は29日、東京都内で記者会見を開き、不当な解任手続きが取られたなどとして、中立的な第三者委員会での検証を求めた。吉村氏に「権限逸脱があった」と認定した会社側の調査報告書も「私の説明は取り入れられず、極めて恣意(しい)的だ」と批判した。

 山口FGはこの調査報告書も踏まえ、12月24日の臨時株主総会で吉村氏を取締役から解任する議案を諮る。吉村氏は「会長などの地位に戻ることが目的ではなく、株主らに正しい情報を伝えたい」と述べた。

 吉村氏は6月の株主総会で再任された直後の取締役会で、消費者金融大手と提携する新銀行設立構想を社内合意を形成せずに進めようとしたとして問題視され、会長とCEOを事実上解任された。

 その後の会社側の調査報告書や関係者によると、吉村氏が取締役会に諮ることなく、消費者金融大手側と口頭で合意。新銀行CEOにコンサルタント会社元役員を1億円以上の報酬で迎えようとしたなどとし、報告書では「権限逸脱」が認定された。

 吉村氏は、同構想に関して初期段階で取締役会に伝えていたなどと反論し、元役員の報酬についても企業価値向上の効果を見込んで「経済合理性があると判断した」と述べた。

 自身の会長解任が6月の株主総会前に計画されていたと主張し、株主に説明がなかったことなどが不当だと指摘。「改革を嫌う守旧派が起こしたクーデターだ」と訴えた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus