福島の中間貯蔵施設、今月中旬にも本格輸送開始

 

 東京電力福島第1原発事故に伴い福島県内の除染で発生した土壌などの汚染廃棄物を巡り、環境省の井上信治副大臣は4日、同県双葉、大熊両町の中間貯蔵施設予定地への本格輸送を今月中旬にも開始すると明らかにした。大熊町の仮置き場から輸送を始める。

 大熊町の役場機能移転先の同県会津若松市で、町議会の全員協議会終了後、記者団の取材に答えた。

 昨年3月から始まった予定地への試験輸送は今年3月28日に終了し、計約4万5千立方メートルを搬入。本年度からの本格輸送では3倍を超す約15万立方メートルを運び込む。環境省の平成32年度末までの見通しでは、計500万~1250万立方メートルを搬入するとしている。

 施設には最大で約2200万立方メートルの廃棄物を保管する計画だが、地権者との交渉が難航し、予定地約16平方キロのうち、1%程度しか取得できていない。

 井上副大臣は「しっかり用地取得を進め、本格輸送をしていきたい」と話した。