フランク・ミュラーならぬ「フランク三浦」にお墨付き 大阪メーカー勝訴

 

 スイスの高級腕時計「フランク・ミュラー」を連想させる「フランク三浦」のブランド名で腕時計を販売する大阪市の会社が、商標登録を無効とした特許庁の審決を不服として起こした訴訟の判決が知財高裁であり、鶴岡稔彦裁判長は審決を取り消し、三浦側勝訴を言い渡した。判決は12日付。

 鶴岡裁判長は判決理由で「多くが100万円を超える高級腕時計と、4千~6千円程度の低価格時計が混同されるとは到底考えられない」と述べた。

 判決によると、「フランク三浦」は平成24年に商標登録され販売されていたが、特許庁は昨年9月、「全体の語感が似ており、紛らわしい」として登録を無効とした。

 訴訟でミュラー側は「トップブランドとしての名声にただ乗りし、その価値をおとしめるものだ」と主張。三浦側は「巧妙なパロディーにより需要を獲得しており、ただ乗りではない」と反論していた。

 三浦の製造会社は「正当な判決でほっとしています」とコメントした。